建設技術フェアは、産学官の技術交流の場を提供し、技術開発や新技術導入の促進を図るとともに、建設分野を専攻している学生との交流や一般の方々に建設技術の魅力と社会資本整備の必要性を広く紹介することを目的に、平成９年から毎年開催しているもので、おかげさまをもちまして今回で第２７回目の開催となりました。
今回の開催は、新型コロナウイルス感染症の位置づけが「第５類感染症」となり、数年ぶりに行動制限が無くなったこともあり、出展者数が昨年より大幅に増加し、初出展者４７企業・団体を含む３７７企業・団体と、過去最高の出展数となりました。
また、年末の忙しい時期での開催ではありましたが、天候にも恵まれ、１６，０４０人と多くの方に来場していただくことができました。
出展者の皆様やご来場の皆様にご協力を頂きながら無事にフェアが開催できましたこと、心より御礼申し上げます。
今回の建設技術フェア２０２３ｉｎ中部は、担い手確保が課題となっている昨今の状況を踏まえ、特に多くの若者に対し、建設業界の“いま”と“未来”に触れていただきたいとの思いで、「YOUの“推し”を見つけよう！＃Z世代」をコンセプトに、若い世代を中心にインパクトのあるメッセージを打ち出し、これから活用できそうな“推し”の技術を、本フェアを通じ見つけて欲しいという強い願いを込め開催しました。
多数の最先端技術の出展やインフラ分野のＤＸに関する講演の他にも、学生向け技術コンペティション「夢をつくるプロジェクト」を初開催するなど、建設現場の生産性向上と魅力ある建設現場の実現に向け、貢献できたのではないかと思います。
このようにフェアが盛況のうちに終えることができましたのは、言うまでもなく関係各位のご尽力の賜です。
改めまして出展いただきました皆様、並びにご支援いただきました皆様方に深く感謝申し上げます。
次回の建設技術フェアは、２０２４年１１月２８・２９日の二日間、場所は今回と同じ「ポートメッセなごや」において開催を予定しております。今回のフェアにおいて得た経験などを生かし、引き続き本フェアが中部圏における建設分野での技術開発や新技術導入の促進に寄与できますよう、更なる皆様方のご協力をよろしくお願い申し上げます。
